聖グロリーアナ女学園との親善試合は、生徒会長である角谷杏がセットした大洗女子学園戦車道チームが望む初めての試合である。隊長は、生徒会副会長である川嶋が務め、作戦の立案も行った。参加チームは、アンコウチーム・カメさんチーム・うさぎさんチーム・カモさんチーム・カバさんチームの5チームである。
この親善試合のみ、公式戦のフラッグ形式とは異なる殲滅形式が採用されており、相手チームの戦車を全車両撃破した時点で勝敗が決まる。
試合は、川嶋の指示によってアンコウチームが囮となって敵チームをおびき寄せ、丘の上から一斉に砲撃するという作戦が最初に実行された。
あんこうチームはしっかりと相手を引きつけることに成功し、川島の作戦通り丘まで相手チームを誘導することに成功する。誘導する間、ウサギさんチームは大貧民に興じており、あひるさんチームはバレーボールをしているという余裕っぷりを見せていた。
しかし、大洗女子学園の戦車道チームはまだ戦車乗りとしても、またチームとしても未熟であり、いざ相手の戦車が目の前に現れるとなると川嶋は焦ってしまい間違えてあんこうチームに砲撃するようにチームに指示を出してしまう。また、いざ聖グロリアーナ女学園の戦車が現れても、しっかりと相手を狙って攻撃をすることができず相手に返り討ちにされてしまう。結果として、この作戦でウサギさんチームはあまりの強さから戦車を捨てて逃げ出し、カメさんチームは履帯が外れ戦闘不能になってしまう。このままでは負けてしまうと思ったみほは、チームを立て直すために市街地へ出ることを決意する。